2022 FIFAワールドカップ・決勝トーナメント
2022 FIFAワールドカップの決勝トーナメント(2022 FIFAワールドカップのけっしょうトーナメント、ノックアウトステージ)は、2022年12月18日にルサイルのルサイル・アイコニック・スタジアムで開催される決勝戦まで行われる[1]。各グループの上位2チーム(合計16チーム)が進出し、シングルエリミネーションスタイルのトーナメントを行う。 3位決定戦も準決勝の2つの負けたチームの間で行われる[2]。
フォーマット
[編集]決勝トーナメントでは、90分(前後半45分)が終了しても同点の場合は、30分(前後半15分)の延長戦を実施する。延長戦後も同点の場合はPK戦によって勝者を決定する[2]。
進出チーム
[編集]8つのグループのそれぞれから上位2チームが決勝トーナメントに進出する[2]。
グループ | グループ1位 | グループ2位 |
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A | オランダ | セネガル |
B | イングランド | アメリカ合衆国 |
C | アルゼンチン | ポーランド |
D | フランス | オーストラリア |
E | 日本 | スペイン |
F | モロッコ | クロアチア |
G | ブラジル | スイス |
H | ポルトガル | 韓国 |
トーナメント表
[編集]ラウンド16 | 準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | |||||||||||
12月3日 – ライヤーン(ハリーファ) | ||||||||||||||
オランダ | 3 | |||||||||||||
12月9日 – ルサイル | ||||||||||||||
アメリカ合衆国 | 1 | |||||||||||||
オランダ | 2 (3) | |||||||||||||
12月3日 – ライヤーン(アフメド・ビン=アリー) | ||||||||||||||
アルゼンチン(p) | 2 (4) | |||||||||||||
アルゼンチン | 2 | |||||||||||||
12月13日 – ルサイル | ||||||||||||||
オーストラリア | 1 | |||||||||||||
アルゼンチン | 3 | |||||||||||||
12月5日 – アル=ワクラ | ||||||||||||||
クロアチア | 0 | |||||||||||||
日本 | 1 (1) | |||||||||||||
12月9日 – エデュケーション・シティ | ||||||||||||||
クロアチア(p) | 1 (3) | |||||||||||||
クロアチア(p) | 1 (4) | |||||||||||||
12月5日 – ドーハ (974) | ||||||||||||||
ブラジル | 1 (2) | |||||||||||||
ブラジル | 4 | |||||||||||||
12月18日 – ルサイル | ||||||||||||||
韓国 | 1 | |||||||||||||
アルゼンチン(p) | 3 (4) | |||||||||||||
12月4日 – アル=ホール | ||||||||||||||
フランス | 3 (2) | |||||||||||||
イングランド | 3 | |||||||||||||
12月10日 – アル=ホール | ||||||||||||||
セネガル | 0 | |||||||||||||
イングランド | 1 | |||||||||||||
12月4日 – ドーハ(アル・トゥマーマ) | ||||||||||||||
フランス | 2 | |||||||||||||
フランス | 3 | |||||||||||||
12月14日 – アル=ホール | ||||||||||||||
ポーランド | 1 | |||||||||||||
フランス | 2 | |||||||||||||
12月6日 – エデュケーション・シティ | ||||||||||||||
モロッコ | 0 | 3位決定戦 | ||||||||||||
モロッコ(p) | 0 (3) | |||||||||||||
12月10日 – ドーハ(アル・トゥマーマ) | 12月17日 – ライヤーン(ハリーファ) | |||||||||||||
スペイン | 0 (0) | |||||||||||||
モロッコ | 1 | クロアチア | 2 | |||||||||||
12月6日 – ルサイル | ||||||||||||||
ポルトガル | 0 | モロッコ | 1 | |||||||||||
ポルトガル | 6 | |||||||||||||
スイス | 1 | |||||||||||||
ラウンド16
[編集]オランダ vs アメリカ合衆国
[編集]両者は過去5回親善試合で対戦経験があり、オランダの4勝1敗であるが、直近の対戦(2015年6月6日)ではアメリカが4-3で勝利している。
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Man of the Match:
副審:
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アルゼンチン vs オーストラリア
[編集]両者はワールドカップ本大会での対戦経験は無いが、1994 FIFAワールドカップ・大陸間プレーオフでの対戦経験があり、ホーム・アンド・アウェーでアルゼンチンの1勝1分。また、FIFAコンフェデレーションズカップ2005でも対戦経験があり、4-2でアルゼンチンが勝利している。通算対戦成績はアルゼンチンの5勝1分1敗。
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副審:
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フランス vs ポーランド
[編集]ワールドカップ本大会では1982 FIFAワールドカップ3位決定戦が唯一の対戦で、ポーランドが3-2で勝利している。UEFA EUROを含めた通算対戦成績はフランスの8勝5分3敗。
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Man of the Match:
副審:
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イングランド vs セネガル
[編集]両チームはこれが初対戦である。
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副審:
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日本 vs クロアチア
[編集]ワールドカップ本大会では1998年大会グループH(0-1でクロアチアが勝利)と、2006年大会グループF(0-0の引き分け)の2度対戦経験がある。この他に1997年に国際親善試合で対戦しており、この時は4-3で日本が勝利している。
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Man of the Match:
副審:
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ブラジル vs 韓国
[編集]両者は過去5回親善試合で対戦経験があり、ブラジルの4勝1敗である。
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副審:
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モロッコ vs スペイン
[編集]「ジブラルタル海峡ダービー」と呼ばれるこの一戦は、ワールドカップ本大会では2018 FIFAワールドカップグループステージが唯一の対戦で、2-2で引き分けている。また、1962 FIFAワールドカップ・大陸間プレーオフでの対戦経験があり、ホーム・アンド・アウェーでスペインの2勝。通算対戦成績はスペインの2勝1分。
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副審:
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ポルトガル vs スイス
[編集]両者はワールドカップ本大会での対戦経験は無いが、ワールドカップヨーロッパ予選で9度対戦経験があり、ポルトガルの4勝2分3敗。また、UEFA EURO 2008でも対戦経験があり、スイスが2−0で勝利している。UEFA EURO予選、親善試合を含めた通算対戦成績はスイスの10勝5分7敗。
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Man of the Match:
副審:
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準々決勝
[編集]クロアチア vs ブラジル
[編集]ワールドカップでの対戦成績はブラジルの2勝である。
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Man of the Match:
副審:
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オランダ vs アルゼンチン
[編集]ワールドカップでの対戦成績はオランダの2勝1敗2分(うち1分はPK戦)である。
2022年大会まで、この試合はFIFAワールドカップ史上、最も多いイエローカード(18枚)が出された試合である[12]。
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Man of the Match:
副審:
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モロッコ vs ポルトガル
[編集]ワールドカップでの対戦成績は1勝1敗である。
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副審:
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イングランド vs フランス
[編集]「ドーバー海峡ダービー」と言われるこの一戦、ワールドカップでの対戦成績はイングランドの2勝である。
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Man of the Match:
副審:
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準決勝
[編集]アルゼンチン vs クロアチア
[編集]ワールドカップでの対戦成績は1勝1敗である。
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Man of the Match:
副審:
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フランス vs モロッコ
[編集]両者は過去5回親善試合で対戦経験があり、フランスの3勝2分である。
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Man of the Match:
副審:
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3位決定戦
[編集]本大会グループFでの対戦(0-0)以外、両者は1996年の親善試合が唯一の対戦であり、2−2で引き分けている[18]。
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Man of the Match:
副審:
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決勝
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脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ アシスタントコーチのワルテル・サムエルが31分にイエローカードの警告を受けた。
- ^ アシスタントコーチのマリオ・マンジュキッチが35分にレッドカードの警告を受けた。
出典
[編集]- ^ a b “FIFA World Cup Qatar 2022 – Match Schedule” (PDF). FIFA.com. Fédération Internationale de Football Association (1 April 2022). 1 April 2022閲覧。
- ^ a b c “Regulations – FIFAワールドカップ Qatar 2022” (PDF). FIFA.com. Fédération Internationale de Football Association (15 December 2021). 30 March 2022閲覧。
- ^ “Dumfries delivers as Dutch progress to quarter-final”. FIFA (3 December 2022). 2022年12月16日閲覧。
- ^ “Messi, Alvarez book Argentinians date with the Dutch”. FIFA (3 December 2022). 2022年12月16日閲覧。
- ^ “Ruthless Giroud and Mbappe send France into the quarter-finals”. FIFA (4 December 2022). 2022年12月16日閲覧。
- ^ “England Beat Senegal To Book France Tie”. FIFA (4 December 2022). 2022年12月16日閲覧。
- ^ “Livakovic's penalty heroics send Croatia through”. FIFA (5 December 2022). 2022年12月16日閲覧。
- ^ “Neymar returns as exceptional Brazil storm into quarter-finals”. FIFA (5 December 2022). 2022年12月16日閲覧。
- ^ “Morocco make history as Spain pay the penalty”. FIFA (6 December 2022). 2022年12月16日閲覧。
- ^ “Hat-trick hero Ramos propels six-goal Portugal into quarter-finals”. FIFA (6 December 2022). 2022年12月16日閲覧。
- ^ “Penalty kings Croatia knock out Brazil”. FIFA (9 December 2022). 2022年12月16日閲覧。
- ^ “Red mist descends in World Cup yellow card record” (英語). BBC Sport. (2022年12月10日) 2022年12月10日閲覧。
- ^ “Martinez gets Argentina out of jail in Lusail thriller”. FIFA (9 December 2022). 2022年12月16日閲覧。
- ^ “Morocco beat Portugal to make World Cup history”. FIFA (10 December 2022). 2022年12月16日閲覧。
- ^ “English agony as Kane miss sends France through”. FIFA (10 December 2022). 2022年12月16日閲覧。
- ^ “Magic Messi leads Argentina into World Cup final”. FIFA (13 December 2022). 2022年12月16日閲覧。
- ^ “France extinguish Morocco dream to reach World Cup final”. FIFA (14 December 2022). 2022年12月16日閲覧。
- ^ “Morocco national football team: record v Croatia”. www.11v11.com. 2022年12月15日閲覧。
- ^ “Croatia pip Morocco to bronze”. FIFA (17 December 2022). 2022年12月18日閲覧。
- ^ “Argentina and Messi spot on for World Cup glory”. FIFA (2022年12月18日). 2022年12月19日閲覧。